どうして岡山県は「晴れの国」と呼ばれているの?
岡山県が「晴れの国」と呼ばれている由来は以下の通りから来ているようです。
「晴れの日が多い」
「温暖な気候で災害が少ない」
「美味しい果実が多い」
「自然が多い」
しかし単純に晴れの日が日本一多いから岡山県は「晴れの国」かというと、実はそうではないようです。
晴れの日や日照時間が多いから「晴れの国」なの?
晴れの国岡山・・・本当に晴れが多いのか?
色々なデータを元に調査をしてみました
日照時間の年間トータル時間が多い県ベスト5がこちら!!
- 1位 山梨県:2183.0時間
- 2位 高知県:2154.2時間
- 3位 宮崎県:2116.1時間
- 4位 群馬県:2110.9時間
- 5位 静岡県:2099.0時間
日照時間が年間で一番多い県は「山梨県」、岡山は第14位
続いては年間で晴天が多い県ベスト5にこちら!!
- 1位 香川県:249.5日
- 2位 徳島県:245.9日
- 2位 愛媛県:245.9日
- 4位 高知県:245.1日
- 5位 大分県:244.3日
晴天(晴れの日)が年間で一番多い県は「香川県」、岡山県は16位
なんと「日照時間」と「晴天日数」のどちらもベスト5以内に岡山県が入っていない残念な結果となってしまいました。
う~~ん、ここまでのデータを見ると、どのような根拠を元に「晴れの国」をキャッチフレーズにしているのか、全く理解に苦しむところですね。
ここで一旦着目点を切り替えて晴天日数や日照時間などの「正のイメージ」とは逆転の発想で降水量について調べてみると・・・ついに「晴れの国」の答えが見えてきた。
降水量1mm未満の日数が年間で日本一多い県が「岡山県」
「晴れの国」に繋がる統計データをついに見つける事が出来ました。
気象庁のデータをベースとして、年間を通して1mm未満しか雨が降らなかった日数が多い県を検索してみると驚きの結果が!!
- 1位 岡山県:276.8日
- 2位 山梨県:273.8日
- 3位 兵庫県:271.6日
- 4位 広島県:270.5日
- 5位 和歌山県:269.0日
キター!ついに岡山県が第一位!
ちなみに全国平均では「247.8日」となっています。
降水量が年間で一番少ない県は「長野県」、岡山県は3位
ここまでくれば年間降水量の少なさでもダントツの一位だーーー!!
と言いたいところですが、惜しくも第3位の結果となりました。
ちなみに年間降水量が少ない県ベスト5はこちら
- 1位 長野県:932.7mm
- 2位 香川県:1082.3mm
- 3位 岡山県:1105.9mm
- 4位 北海道:1106.5mm
- 5位 山梨県:1135.2mm
なんとか岡山県が3位にランクイン!全国平均は「1609.1mm」となっているので、圧倒的に降水量が少ない県となっています。
という事で、「晴れの国 岡山」というのは日照時間や晴れの日が多い県という訳ではなく、雨が降る日や降水量が少ないという事で「晴れの国」と呼ばれているという事で決まりですね。